江頭2:50さんが、YouTubeチャンネル『エガちゃんねる』を始めると、瞬く間にチャンネル登録者数を伸ばし、今や245万人の登録者数となっています。（2021年8月1日現在）
最近はテレビで見る機会は少なくなりましたが、江頭さんの面白さは、テレビではNGでありながら、人を傷つけないギリギリのラインを行っているところだと思います。
YouTubeで、テレビのしがらみから解放されて表現するのが江頭さんには合っているのではないでしょうか。
テレビで人気を博していた頃から、江頭さんが登場する時の音楽は、布袋寅泰さんの『スリル』でしたね。
一時は、布袋さんがそれを面白く思っていないということも知られるところになりましたが、このたび、江頭さんが布袋さんに直接手紙を送り、『スリル』を登場曲として公認してもらえるようにお願いをしました。
どのような結末になったのでしょう。
江頭2:50が登場曲にスリルを使うようになったのはいつから？理由は？
『エガちゃんねる』2021年1月13日投稿の企画は『布袋よ、聞いてくれ！「スリル」』とうタイトルでした。
内容は、江頭さんが長年、登場曲として使用して来た『スリル』を気持ちを込めて歌うので、布袋さんに聞いて欲しい、というものでした。
歌う前に、『スリル』への思い入れについて話しましたが、そこで、いつから、なぜ『スリル』を使うようになったかについても話しました。
最初は、テリー伊藤さんが、The Wildheratsさんの『Shame on me』という曲を登場曲にされていたそうですが、『笑っていいとも！特大号』でナインティナインの矢部浩之さんが江頭さんのモノマネをしようとした時に、登場曲が分からなかったため、布袋寅泰さんの『スリル』で登場してモノマネをしたところ、江頭さんが、『この曲いいな』と思って使うようになった、という経緯なのだそうです。
登場曲が分からなかったから仕方なく矢部さんが選んだ『スリル』が、その後の江頭さんの芸を支える大事な曲になったんですね。
江頭2:50がスリルの使用を公認してもらいたくて布袋に送った手紙
江頭さんが『スリル』を使うようになってから、江頭さんは、布袋さんがそのことをあまり良く思っていないと耳にします。
しかし、『めちゃイケ』で江頭さんが活躍していた頃、布袋さんは江頭さんと鈴木紗理奈さんをライブの特別席に招待してくれたことがあったそうです。江頭さんが楽屋に挨拶に行くと、『おお来てくれたか』と歓迎してくれました。
気持ちとしては、『スリル』を使っていることを公認してもらいたい江頭さん。
今回、『スリル』をカメラの前で初めて歌うに際して、布袋さんへの手紙もしたためてきました。内容は、
『拝啓 布袋寅泰様 ご無沙汰しております。江頭2:50です。
https://www.youtube.com/watch?v=hvM6s1D4YkM
｢俺の曲を使うのは認めていない」
そうですよね。そう仰っていることを知ったのは今から10年ほど前だったと思います。
時が経つのは早いもので、私はYouTubeというものを始めました。
始めるや否や、チャンネル登録者数は9日で100万人を突破。
これは嵐に次ぐ、2位だそうです。
そしていま、200万人を超えています。
去年1年間で登録者数を伸ばしたチャンネルランキング1位にもなりました。
それもこれも、あなたのおかげです。「スリル」のおかげです。
「スリル」があったからこそ、私のキャラクターが確立し、それが今に繋がっています。
先日、エゴサーチをしていたら、布袋さんが「江頭さんとも、いつかまた会いたいです」とうっかり言ってしまった、という記事を見つけました。
ぶっちゃけ、今がチャンス！これを逃したら一生無い！と思い手紙を書いています。
今日これから、人生で初めてカメラの前で「スリル」を歌います。感謝の想いを込めて歌います。
正直、上手くはありません。けれど、気持ちを込めて歌います。
私のYouTube「エガちゃんねる」で私の歌う「スリル」を聞いて下さい。
もし良かったら、「スリル」を私の登場曲として公認して頂けないでしょうか。
そして近々、何かしらでご一緒できればと思っております。
ここから先は、YouTubeでは、読みません。布袋さんだけ読んでください。』
以上です。最後の『布袋さんだけ読んでください』の言葉に、強い思いが込もっていることを感じ、江頭さんも、スタッフも、ジーンとします。
そして、江頭さんは『スリル』を熱唱しました。
布袋は江頭2:50がスリルを登場曲に使うことを公認したか？手紙の内容
2021年1月29日、『すごいことが起きました…』というタイトルで、布袋さんからの返信が来たという投稿がされました。内容を紹介します。
『江頭2:50様
https://www.youtube.com/watch?v=QOjzZWrF6xU
江頭くん、久しぶり。
心のこもった手紙をありがとう。
僕は今年、早いものでアーチスト活動40周年を迎える。
そして今、コロナ禍で先の読めない中
初めての無観客配信ライブに向けての準備をしている。
音楽を通じて誰かの心を勇気づけたいという気持ちは
今も昔も変わらないよ。
そんな中、突然君からのメッセージが届いた。
君の言う通り、君が「スリル」を登場曲として使い始めた頃
僕はとても複雑な気持ちだった。
だってあの頃の君の存在は強烈過ぎたよ。
君が登場すると誰もが悲鳴をあげて逃げ回るほど。
ハッキリ言って、迷惑だった。
さて、結論から言おう。
「スリル」を君の登場曲として公認することはできない。
この曲は僕にとっても、ファンの皆にとっても、大切な曲なんだ。
しかし…。
今後、僕はこの曲で君が登場することを
苦々しく思ったりはしない。
むしろ、誇らしく思うだろう。
何故なら君が、誰かを笑顔にする為の努力を惜しまない
心優しき素晴らしい男だと知っているからだ。
これからは「スリル」を僕からのエールだと思って使ってほしい。
そして日本中、いや世界中の人々の心を、元気づけて欲しいと思う。
そして、手紙に書かれた最後のメッセージ、
しっかりと受け止めたよ。
再会の日を、楽しみにしている。
追伸…革ジャン、めちゃくちゃ似合ってたぜ。
布袋寅泰』
以上です。長文の熱い内容ですね。
江頭さんの登場曲としての公認はもらえませんでしたが、双方のファンが喜ぶ最高の形になったのではないでしょうか。
確かに『スリル』を使い始めたころの江頭さんは、面白いけどあまり好かれる感じではありませんでしたね。いくら江頭さんが布袋さんをリスペクトしていると言っても、気持ちは良くなかったと思います。江頭さんが演じた『サーカス』のPVのパロディ（YouTubeで検索してみて下さい）なんか、絶対喜ばれないですよね。私は大好きですが…
ニコニコ動画でも、『スリル』を江頭さんの登場曲、という紹介で、一般の方がパロディで楽しもうとしている動画が公開されたりしているのも、布袋さんの純粋なファンにとっては面白くないでしょう。
時は経って、江頭さんの今の芸風、布袋さんの懐の深さもあって、やっと一つの関係が確立した感があって安心しました。
これから江頭さんと布袋さんの仲が深まって、楽しいコラボでも生まれればいいなと思います。
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