2021年3月25日、サッカー日本代表は日産スタジアムで行われた国際親善試合で韓国代表と対戦し、3-0で勝利を収めました。
10年ぶりとなった韓国との国際親善試合でしたが、終始流れを渡さない完ぺきな試合運びでの勝利でした。
なかなか崩れない日本代表のディフェンスに、次第に韓国選手のフラストレーションが高まり、ラフプレーが目立ち始めていたところ、後半、11番イ・ドンジュンがDF冨安健洋に肘打ちし、倒れた冨安は口から流血し、止血のために一時ピッチから離れることになりました。
歯が折れていないか確認するようなしぐさもあり、映像からは、歯が欠けているようにも見える、という指摘はありますが、欠けているかどうかまでは判明していません。これに関しては韓国ファンからも抗議の声が上がっている状況です。
この試合では大変な目に遭ってしまった冨安健洋ですが、現在活躍中のセリエAでは、素晴らしい評価を受けています。
冨安健洋のプロフィール!19歳で日本代表デビュー!
冨安健洋のプロフィールを見てみましょう。
冨安健洋(とみやすたけひろ)
生年月日:1998年11月5日(年齢22歳。2021年3月現在)
福岡県福岡市出身
身長、体重:188㎝、84㎏
血液型:A型
きき足:右
福岡市立三筑小学校、三筑中学校卒
九州産業大学付属九州高等学校卒
2016~ アビスパ福岡
2018~ シント=トロイデンVV(ベルギー)
2019~ ボローニャFC(イタリア)
2018年10月12日 パナマ戦で日本代表デビュー。
インスタグラム
19歳にして欧州サッカーに挑戦するというのは、非常に早いですね。シント=トロイデンでは、2018‐2019シーズンに、クラブのサポーター団体「Spionkop Geel-Blauw」によるシーズン最優秀選手に選出されるほどの活躍を見せています。
2019年7月に移籍したイタリア・ボローニャでは、すでに54試合に出場(2021年3月25日時点)している主力選手ですが、2020年には、強豪・ミランからのオファーがあるも、ボローニャが拒否しました。
日本代表としても22試合に出場(2021年3月25日現在)。現在の日本代表にはなくてはならない存在になっています。
冨安健洋のイタリアでの評価!「冨安は黄金の選手」!
冨安健洋は2019年7月にボローニャに移籍し、8月10日には親善試合のビジャレアルCF戦でヘディング弾を決めボローニャでの初ゴールを記録し、8月18日、コパ・イタリア3回戦のACピサ1909戦で公式戦デビューも果たしました。
移籍直後からの活躍に、ガゼッタ紙は冨安健洋を新星ベスト5に選出。英『トーク・スポーツ』が発表した「今季のヨーロッパのワンダーキッド トップ20」では10位に選出されました。
2021年2月23日には、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が「サムライの筆頭トミヤス」というタイトルで冨安健洋選手を特集。
そこでは、2シーズン目を送る冨安選手について、昨季は右サイドバックとして活躍していながらも、今期はセンターバック、左サイドバックでも活躍し、セリエAで唯一全試合に出場するフィールドプレーヤーとして、高く評価しています。
今シーズンは、セリエA最長出場時間において、単独首位に立っているという点でもミハイロヴィッチ監督からの信頼の厚さを物語っています。
最後に、
セリエAにも驚くべきスピードで適応し、昨シーズンも開幕直後から、まるで生まれた時からイタリアでプレーしているかのようだった。これが意味することは『トミヤスが別格の選手である』ということだ
『goal.com』2021年2月23日記事より
と特集は締めくくられています。
現地イタリアでここまでの評価を受ける選手は、世界的に見ても稀なことなのではないでしょうか。
長友佑都から見た冨安健洋は?「1番ビッグクラブに近い選手」
長年、イタリアのセリエAで8年活躍した長友佑都選手からは、どのような評価を受けているのでしょうか。
長友佑都さんのYouTubeチャンネルの動画で、冨安健洋選手を最高の評価で讃えています。その中で話されていることは、
◆フィジカル的にも優れている。今でも伸びている。
◆190㎝の高身長でも足元の技術が優れている。
◆ボランチもできる。
◆守備大国イタリアで、サイドバックでレギュラーを張り続けられるということは物凄いこと。
◆パオロ・マルディーニや、セルヒロ・ラモスのレベルまで行って欲しい選手。
◆驕りがなく、まじめ。謙虚。トレーニングに対して熱心。成長率がえげつない。
とした上で、大きな怪我さえしないでいてくれれば、ビッグクラブでやっていける実力を持っている、と話されています。怪我せずに伸びて欲しい、ということを重ねて強調していました。
長友選手にここまで言わせる選手である冨安健洋選手。凄いですね。
今回の肘打ちは、後に響くような怪我になっていなければいいなと思いますが、これからもどんどん伸びて日本代表を引っ張っていく選手になって欲しいですね。
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