現代の名工が作る島原そうめん陣川。おいしさの理由と購入方法

2017年7月、2021年8月に、『マツコの知らない世界』で、現代の名工が作るそうめんが紹介されました。

それは長崎県南島原市の『手延べ陣川』さんの手延べそうめん。陣川さんでは1年に500食しか生産しない限定品もあるとのこと。

手延べ陣川さんの概要、おいしさの理由、商品購入方法をご紹介します。

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手延べ陣川の概要。島原で素麺(そうめん)を作り続けて40年!

手延べ陣川さんの概要です。

有限会社手延べ陣川
代表:陣川健吾
所在地:長崎県南島原市北有馬町己564-1
電話番号:0120-581-005

長崎県南島原市で生産される手延べそうめんは、全国の手延べそうめんの30%を占める、トップブランドで、島原の名産品となっています。

その中でも『手延べ陣川』さんは、初代・陣川利男さんが平成23年にそうめん製麺士として『現代の名工』に選ばれ、厚生労働大臣賞受賞もされています。

平成24年にはそうめん業界初の黄綬褒章を受章されています。

さらに食品のミシュランとよばれるiTQi(国際味覚審査機構)において「3ツ星」も獲得。

二代目で現当主・陣川健吾さんも、陣川利男さんの技を継承され、手間暇かけた製法を貫かれています。

元々は造り酒屋を営んできた陣川家。造り酒屋時代から数えると、利男さんは十一代、健吾さんは十二代になります。

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手延べ陣川の素麺はなぜおいしいのか。島原が素麺の名産地である理由も

手延べ陣川の素麺は、原料にも製法にもこだわりが詰まっています。

原料は、オリジナルブレンドの小麦粉、名水・雲仙有馬伏流水、天然の塩

手作業にこだわり、一本一本延ばして、撚(よ)って、丹精込めて作っています。

季節、天気、気温、湿度に合わせて食塩水の濃さや温度、量、それぞれの作業の時間を変えています。

生地を傷めないように何度も熟成と伸ばしを繰り返し、徐々に麺を細く仕上げます。その際、独特のコシとしなやかさを出すために、ねじりを入れていくそうです。

独自構造の乾燥室で、自然の風を利用し、やさしくむらなく乾燥させ、最終的には完成までに23工程、3日間という手間暇をかけるのです。

こうして、コシがしっかりありながら、口当たりはなめらかでまろやか、そしてうまみの凝縮した、手延べならではのおいしさを存分に感じられる素麺が完成するのです。

島原で素麺が名産になったのはなぜ?370年以上前の意外な理由。

島原での素麺の始まりは、1637年に起こった島原の乱に遡ります。

島原の乱によって、島原南部の農民がいなくなり、人口が減少しました。幕府は復興のために強制移住を進め、全国から農民が集められる中にいた、小豆島からの人々が素麺づくりを伝えたとのことです。

温暖な気候が素麺作りに適していたため、産地として成長していったのです。

それでは、なぜ小豆島からの人々は素麺づくりに長けていたのでしょうか。

それは400年ほど前、小豆島の島民が、奈良県に立ち寄った際に素麺作りを学び、持ち帰ったのが始まりで、農閑期に家族で生産できることから、広まったそうです。

小麦栽培に適した気候、瀬戸内海の塩、仕上げに使われるごま油など、適切な条件がそろっていたのです。

ではなぜ、奈良県は・・・となってしまいますが、これは別の機会に調べましょう。

手延べ陣川の島原そうめんの購入方法は?幻の限定品を購入するには?

手延べ陣川の素麺は、ホームページから購入することができます。

食料品店でも、買えるところはあるようです。

看板商品の『手延べそうめん』は、束のもの、小袋入りのものがあり、化粧箱入りにすることもできるので、自家用にも贈答用にも向きますね。

だし・つゆ付きのセットもありますし、中華麺、ちゃんぽん麺など、バリエーションも豊富ですね。手延べそうめん以外の商品もおいしそうです。

Amazonや楽天でも購入できるようですが、お値段は高いですね。ただ、大手通販サイトでは送料の扱いが違うので、もしかすると割高にならないケースもあるかもしれません。陣川さんのホームページからの購入では、送料がかかりますので、『ご利用ガイド』から確認しておきましょう。

手延べ陣川には1年に500食の、幻の限定品が!どうやって購入できる?

手延べ陣川さんの商品の中に、『水と塩と麦と椿油の物語』という、1年に500食限定のプレミアム素麺があります。

陣川さんが時間をかけて素材探しから始め、出会ったのが、

・雲仙の山から湧き出る名水「有馬湧水」
・小浜温泉の熱を利用して作られたエコロジーな天然塩「塩の宝石」
・長崎県五島産の最上級天然椿油
・地元で生産した地紛の小麦粉

で、それをこだわりの23段仕込みに加えて15か月間の熟成を経るという、陣川さんのすべてを表現したような幻の商品になっています。

残念ながら、来年引き渡し分まで、予約が埋まっているそうです。

次回は、2022年6月1日から予約開始です。そちらで予約できても、商品受け取りは2023年6月1日以降です!食べてみたいですね!

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