加藤幸子(15人制女子ラグビー日本代表)イングランドプロリーグで活躍中

2019年に日本でラグビーワールドカップが開催され、大きな盛り上がりを見せましたが、近年は女子ラグビーも盛り上がってきています。1991年に第1回女子ラグビーワールドカップがウェールズで開かれると、年々レベルも向上し、注目度が高まってきています。

2021年9月には、ニュージーランドで第9回女子ラグビーワールドカップが開催される予定です。日本代表は、男子同様、力をつけてきていて、現在の世界ランクは12位です!(2021年2月22日現在)

第9回女子ワールドカップは、日本代表は4度目の出場となります。

女子ラグビーも、世界レベルとなると、男子顔負けのパワーとスピードでかなり激しい戦いをしています。そんな中で日本代表が12位につけているのは素晴らしいと思いますが、いい選手がどんどん出てきて、更なる活躍を期待できそうです。

そんな中で、現在、海外のプロリーグに参加して、これからの日本代表を背負って立つ選手に注目してみたいと思います。1人目は、加藤幸子(かとうさちこ)選手。イングランドプレミアリーグのエクセター・チーフスでプレーしています。

スポンサーリンク

加藤幸子選手、世界ランク2位のイングランドのプレミアリーグに移籍

加藤幸子選手は、現在、女子ラグビー日本代表でプロップのポジションを務めています。

プロフィールは、

加藤幸子(かとうさちこ)
2000(平成12)年2月19日生まれ
名古屋市名東区出身
164センチ、80キロ、ポジションはプロップ
2015~中部大学春日丘高校
2018~早稲田大学
2018~横河武蔵野アルテミスターズ
2020~エクセター・チーフス
小5でラグビーを始め、愛知・中部大春日丘高3年時に日本代表デビューし代表キャップ6
2019年には、約2か月、ニュージーランド留学を経験

2020年9月に、イングランドのプロリーグ、プレミア15のエクセター・チーフスとプロ契約を交わし、短期移籍をしています。

2020年10月10日のシーズン開幕戦でデビューを果たしましたが、イングランドのプレミア15でプロ契約をして試合に出場したのは、日本人初とのことです。これから日本代表入りを目指す選手たちの先駆者となってくれましたね。

プレミア15開幕戦でデビューの後も継続して出場、トライもスコア

2020年10月10日の開幕戦でデビューした後も継続して試合に出場しています。2021年1月27日にインタビューを受けている記事を見ると、9試合中5試合に出場しているようですね。2020年12月19日のセール・シャークス戦では、トライをスコアし、チームメイトとハイタッチをしている様子も見られます。その試合も38-0と快勝し、勝利に貢献しています。

イングランドのプロリーグに参加した感触としては、周りは大きな選手ばかりで、練習の強度も高いとのことですが、しっかり自分から体を当てに行けば、通用する部分はある、とのことで、厳しい環境の中で手ごたえをつかみながら進んでいっているようですね。

特に、加藤選手はプロップで、通常、チームの中でも体の大きな選手が務めるポジションですから、海外の大きな選手たちの中でも更に大きな選手の集まる場所で、真正面から体をぶつけ合うタフな環境に身を置いていることになりますし、それでもレギュラーとしてそのポジションを務めているのは大変なことだと思います。

スポンサーリンク

イングランドでの奮闘でこれから海外挑戦をする選手にも刺激を

加藤選手の所属するエクセター・チーフスは、男子が2019-2020シーズンで欧州チャンピオンになったものの、女子チームは創設2年目ということで、まだまだ認知度を上げているところのようです。ただ、遠征などに使用するバスは、男子と共用で、カフェやソファがある豪華バスのようですよ。

世界トップレベルのイングランドでプロ選手になったといっても、1試合の報酬が100ポンド(約1万3000円)と、やはりまだまだ厳しい面もあるようですが、ご自身は、チームから誘いの話があったときには、またとないチャンスであると、即決したようです。

エクセター・チーフスのヘッドコーチは、日本人選手のプレーを見るのは加藤選手が初めてだとのことで、加藤選手も、自分の活躍次第で、後に続く日本人選手のためにもなると考えて、更に奮起しているようです。

加藤選手のような海外勢の活躍で、更に日本から、世界で活躍する選手が増えて、日本代表の強化にもつながればいいですね!

ラグビー
スポンサーリンク
毎日発見!毎日感動!

コメント